アウト・オブ・カインドネス
Out of Kindness
Words & Music: Kyohei Miyairi
空の青さに気づくことさえなく
うつむくだけの毎日を重ねる
空の青さに気づくことさえなく
そしていつしか黄昏に身を寄せ
ふと振り返る儚い人生を
そしていつしか黄昏に身を寄せ
ふと振り返る儚い人生を
ふと振り返る儚い人生を
まるで人事のように
空の青さに気づいたそのときに
うつむくだけの毎日が重なる
空の青さに気づいたそのときに
ふと振り返る儚い人生を
ふと振り返る儚い人生を
瞬きの間に過ぎ去るその人生を
そしていつしか黄昏に身を寄せ
ふと振り返る儚い人生を
そしていつしか黄昏に身を寄せ
ふと振り返る儚い人生を
ふと振り返る儚い人生を
まるで人事のように
(C) 2024 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ラスト・ワルツ
The Last Waltz
Words & Music: Kyohei Miyairi
手のひらをすり抜ける 残された人生の
ささやかな毎日が 瞬きに流れゆく
終わりさえわからない 残された人生の
ささやかな毎日が 瞬きに流れゆく
そしていま振り返る 限りある人生を
あまりにも愛おしく あまりにも愛おしく
そしてただ振り返る 限りある人生を
あまりにも愛おしく あまりにも愛おしく
手のひらをすり抜ける 残された人生の
気まぐれな毎日が 瞬きに流れゆく
終わりさえわからない 残された人生の
気まぐれな毎日が 瞬きに流れゆく
手のひらをすり抜ける 残された人生の
あやふやな毎日が 瞬きに流れゆく
終わりさえわからない 残された人生の
あやふやな毎日が 瞬きに流れゆく
そしていま振り返る 限りある人生を
あまりにも愛おしく あまりにも愛おしく
そしてただ振り返る 限りある人生を
あまりにも愛おしく あまりにも愛おしく
手のひらをすり抜ける 残された人生の
穏やかな毎日が 瞬きに流れゆく
終わりさえわからない 残された人生の
穏やかな毎日が 瞬きに流れゆく
(C) 2024 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
アンサング・ヒーローズ
Unsung Heroes
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
訳知り顔の学者が物語を紡ぎだす
なんとか史観をかざし物語を紡ぎだす
訳知り顔の学者が物語を紡ぎだす
疑いの余地さえない物語を紡ぎだす
当事者不在の物語が続く
尊大な評論家が物語を紡ぎだす
美しすぎる過去から物語を紡ぎだす
尊大な評論家が物語を紡ぎだす
疑いの余地さえない物語を紡ぎだす
当事者不在の物語が続く
勝者がつくる歴史が 真実へとすり変わり
不可視化された事実は 闇のなかへと消え去る
そして夢の墓場には 気高き孤高をまとう 名もなき英雄たちの影が揺れる
高笑いの資本家が物語を紡ぎだす
懐を肥やすための物語を紡ぎだす
高笑いの資本家が物語を紡ぎだす
疑いの余地さえない物語を紡ぎだす
当事者不在の物語が続く
勝者がつくる歴史が 真実へとすり変わり
不可視化された事実は 闇のなかへと消え去る
そして夢の墓場には 気高き孤高をまとう 名もなき英雄たちの
気高き孤高をまとう 名もなき英雄たちの 名もなき英雄たちの影が揺れる
訳知り顔の学者が 尊大な評論家が 高笑いの資本家が
勝者がつくる歴史が 真実へとすり変わり
不可視化された事実は 闇のなかへと消え去る
そして夢の墓場には 気高き孤高をまとう 名もなき英雄たちの
気高き孤高をまとう 称えられることのない 名もなき英雄たちの
気高き孤高をまとう 名もなき英雄たちの 名もなき英雄たちの影が揺れる
(C) 2024 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
フラワー
Flowers
Words & Music: Kyohei Miyairi
この広い世界のどこかで今日もまた
癒えない悲しみが溢れ続けている
それでも僕たちは知らないふりのまま
花の行方さえも尋ねることもなく
この広い世界のどこかで今日もまた
この広い世界のどこかで今日もまた
尽きない苦しみが澱み続けている
それでも僕たちは知らないふりのまま
花の行方さえも尋ねることもなく
あの花の行方を尋ねることもなく
この広い世界のどこかで今日もまた
この広い世界のどこかで今日もまた
果てない憎しみが膨れ続けている
それでも僕たちは知らないふりのまま
花の行方さえも尋ねることもなく
この広い世界のどこかで今日もまた
この広い世界のどこかで今日もまた
醜い争いが繰り返されている
それでも僕たちは知らないふりのまま
花の行方さえも尋ねることもなく
あの花の行方を尋ねることもなく
この広い世界のどこかで今日もまた
この広い世界のどこかで今日もまた
愚かな争いが繰り返されている
それでも僕たちは知らないふりのまま
花の行方さえも尋ねることもなく
あの花の行方を尋ねることもなく
この広い世界のどこかで今日もまた
この広い世界のどこかで今日もまた
(C) 2024 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
マーシレス・ワールド
Merciless World
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
この世界は無慈悲に満ち溢れている
そして人びとは抗い続けている
時代とともに移ろう規範のなかで
常識が非常識にすり替えられる
振りあげた拳のなかにある正義は
脆く儚く握り潰されてしまう
振りあげた拳のなかにある正義は
この世界は無慈悲に満ち溢れている
それでも誰かが抗い続けている
時代とともに移ろう理性のなかで
常識が非常識にすり替えられる
この世界は無慈悲に満ち溢れている
この世界は無慈悲に満ち溢れている
そして人びとは抗い続けている
時代とともに移ろう世論のなかで
常識が非常識にすり替えられる
振りあげた拳のなかにある正義は
脆く儚く握り潰されてしまう
振りあげた拳のなかにある正義は
振りあげた拳のなかにある正義は
この世界は無慈悲に満ち溢れている
それでも誰かが抗い続けている
時代とともに移ろう社会のなかで
常識が非常識にすり替えられる
この世界は無慈悲に満ち溢れている
この世界は無慈悲に満ち溢れている
(C) 2023 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
メメント・モリ
Memento mori
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
瞬きに流れる 一秒ごとに
悲しみの泉が 溢れ続ける
そして刹那に見る 儚い夢は
瞬きに流れる 一秒ごとに
限りある時間の その人生を
限りある時間の その人生を
瞬きに流れる 一秒ごとに
まどろみの瞳が 淀み続ける
そして刹那に見る 儚い夢は
瞬きに流れる 一秒ごとに
限りある時間の その人生を
吹き荒れる慰安に 捧げるような
限りある時間の その人生を
限りある時間の その人生を
吹き荒れる慰安に 捧げるような
限りある時間の その人生を
限りある時間の その人生を
瞬きに流れる 一秒ごとに
永遠の緑が 零れ続ける
そして刹那に見る 儚い夢は
瞬きに流れる 一秒ごとに
(C) 2023 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ユーフォリア
Euphoria
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
失われた未来には色褪せた過去が染まり
いつかどこかで見覚えのある今日が蔓延る
そして刹那に溺れる人の群れが崇めだす
躊躇いもなく疑いもなく迷うことなく
この幸せが永遠であれ
この幸せが永遠であれ
失われた未来には色褪せた過去が染まり
いつかどこかで見覚えのある今日が蔓延る
そして不安に駆られる人の群れが崇めだす
躊躇いもなく疑いもなく迷うことなく
この幸せが永遠であれ
一日分のこの幸せが
この幸せが永遠であれ
この幸せが永遠であれ
この幸せが永遠であれ
一日分のこの幸せが
この幸せが永遠であれ
失われた未来には色褪せた過去が染まり
いつかどこかで見覚えのある今日が蔓延る
そして欺瞞に流れる人の群れが崇めだす
躊躇いもなく疑いもなく迷うことなく
(C) 2023 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
フリーダム
Freedom
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
あまりにもささやかな僕の毎日
喧騒は崇高な徒党の渦に
静寂は深淵な孤独の闇に
あまりにもささやかな僕の毎日
惜しみなく奪われる自由なるもの
あまりにもささやかな僕の毎日
あまりにも穏やかな僕の毎日
喧騒は崇高な徒党の渦に
静寂は深淵な孤独の闇に
あまりにも穏やかな僕の毎日
惜しみなく奪われる自由なるもの
抗えば離れ去る自由なるもの
あまりにも穏やかな僕の毎日
あまりにもありふれた僕の毎日
喧騒は崇高な徒党の渦に
静寂は深淵な孤独の闇に
あまりにもありふれた僕の毎日
惜しみなく奪われる自由なるもの
抗えば離れ去る自由なるもの
心から焦がれるは自由なるもの
あまりにもありふれた僕の毎日
(C) 2023 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
アノミー
Anomie
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
この無秩序な社会で それでも踊り続ける
正義は歪み 平和が崩れ 規範も揺らぐ この無秩序な社会で
それでも踊り続ける この無秩序な社会で
耳を塞いで 口を閉ざして 目をそらしても それでも踊り続ける
この無秩序な社会で
この無秩序な社会で それでも踊り続ける
正義は歪み 平和が崩れ 規範も揺らぐ この無秩序な社会で
それでも踊り続ける この無秩序な社会で
顔を隠して 名前を伏せて 自我を捨てても それでも踊り続ける
この無秩序な社会で まだまだ踊り続ける
この無秩序な社会で それでも踊り続ける
正義は歪み 平和が崩れ 規範も揺らぐ この無秩序な社会で
それでも踊り続ける この無秩序な社会で
過去を彷徨い 未来を憂い 今日を戸惑い それでも踊り続ける
この無秩序な社会で
(C) 2023 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
サイレン
Siren
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei
& Kamacho
海の向こうに聞こえる 平和が崩れる音が
海の向こうに聞こえる 海の向こうに聞こえる
それでもまた繰り返す 僕たちは上の空で
それでもまた繰り返す それでもまた繰り返す
明日なき世界の前に なす術もなく佇み
明日なき世界の前に
海の向こうに聞こえる 命が絶たれる音が
海の向こうに聞こえる 海の向こうに聞こえる
それでもまた繰り返す 僕たちは上の空で
それでもまた繰り返す それでもまた繰り返す
明日なき世界の前に なす術もなく佇み
明日なき世界の前に
明日なき世界の前に なす術もなく佇み
明日なき世界の前に 明日なき世界の前に
耳を澄ませば聞こえる 鳴り止まないあの音が
耳を澄ませば聞こえる 耳を澄ませば聞こえる
それでもまた繰り返す 僕たちは上の空で
それでもまた繰り返す それでもまた繰り返す
(C) 2022 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
リアル
Real
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei
& Kamacho
この酷い世界に佇み
僕たちは夢を語り合う
互いの声さえも知らずに
僕たちは夢を語り合う
この酷い世界に佇み
僕たちは夢を語り合う
失われた未来を求め
僕たちは夢を語り合う
この酷い世界に佇み
この酷い世界に佇み
僕たちは愛を語り合う
互いの顔さえも知らずに
僕たちは愛を語り合う
この酷い世界に佇み
僕たちは愛を語り合う
奪われた昨日から逃れ
僕たちは愛を語り合う
この酷い世界に佇み
この酷い世界に佇み
(C) 2022 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ロスト
Lost
Words & Music: Kyohei Miyairi
逃れることから逃れ
自分を殺した日々を
あきらめきれずに君は
なくした時間をたどる
終わらない時間が終わるときに
君のための時間が訪れる
終わらない時間が終わるときに
逃れることから逃れ
自分を殺した日々を
受け入れられずに君は
なくした時間をたどる
終わらない時間が終わるときに
君のための時間が訪れる
終わらない時間が終わるときに
終わらない時間が終わるときに
君のための時間が訪れる
終わらない時間が終わるときに
終わらない時間が終わるときに
逃れることから逃れ
自分を殺した日々を
逃れることから逃れ
逃れることから逃れ
(C) 2021 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
オーガスト
August
Words & Music: Kyohei Miyairi
平和が淀みはじめている 気付かぬまに淀みはじめる
重苦しい空気のなかで 虚ろな言葉が色あせる
平和が淀みはじめている 気付かぬまに淀みはじめる
美しい国の名のもとに 平和が淀みはじめている
平和が軋みはじめている 気付かぬまに軋みはじめる
置き去りの過去を省みず 愚かな声に蝕まれる
平和が軋みはじめている 気付かぬまに軋みはじめる
美しい国の名のもとに 平和が軋みはじめている
手のひらからこぼれるように 手のひらからこぼれるように
平和が歪みはじめている 気付かぬまに歪みはじめる
書き換えられた記憶からは 新たな歴史が刻まれる
平和が歪みはじめている 気付かぬまに歪みはじめる
美しい国の名のもとに 平和が歪みはじめている
手のひらからこぼれるように それはあまりにもあっけなく
手のひらからこぼれるように
手のひらからこぼれるように それはあまりにもあっけなく
手のひらからこぼれるように 手のひらからこぼれるように
平和が崩れはじめている 気付かぬまに崩れはじめる
乾いた未来のその果てに 物憂げな自由がたたずむ
平和が崩れはじめている 気付かぬまに崩れはじめる
美しい国の名のもとに 平和が崩れはじめている
(C) 2020 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
2+2=5
2+2=5
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei
& Kamacho
僕ははみ出しはしない 推しはかる日々のなかで
僕ははみ出しはしない 僕ははみ出しはしない
僕ははみ出しはしない 推しはかる日々のなかで
僕ははみ出しはしない 僕ははみ出しはしない
この素晴らしき世界に 呼吸を呑み込んでみる
この素晴らしき世界に この素晴らしき世界に
僕はしくじりはしない 推しはかる日々のなかで
僕はしくじりはしない 僕はしくじりはしない
僕はしくじりはしない 推しはかる日々のなかで
僕はしくじりはしない 僕はしくじりはしない
この素晴らしき世界に 呼吸を呑み込んでみる
この素晴らしき世界に この素晴らしき世界に
偽りのない世界に この素晴らしき世界に
この素晴らしき世界に 呼吸を呑み込んでみる
この素晴らしき世界に この素晴らしき世界に
偽りのない世界に この素晴らしき世界に
偽りだけの世界に この素晴らしき世界に
僕は抗いはしない 推しはかる日々のなかで
僕は抗いはしない 僕は抗いはしない
僕は抗いはしない 推しはかる日々のなかで
僕は抗いはしない 僕は抗いはしない
(C) 2019 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
マルチチュード
Multitude
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
名前も顔も知らない 夢想家たちが怯える
明日の我が身を案じ 明日の我が身を案じ
名前も顔も知らない 夢想家たちが怯える
明日の我が身を案じ 明日の我が身を案じ
名前も顔も知らない 夢想家たちが寄り添う
自由の欠片を求め 自由の欠片を求め
名前も顔も知らない 夢想家たちが寄り添う
自由の欠片を求め 自由の欠片を求め
名前も顔も知らない 夢想家たちが抗う
権威の否定をかざし 権威の否定をかざし
名前も顔も知らない 夢想家たちが抗う
権威の否定をかざし 権威の否定をかざし
嘘で築き上げられた国境の壁を越えて
排除をうながすための国境の壁を越えて
嘘で築き上げられた国境の壁を越えて
嘘で築き上げられた国境の壁を越えて
排除をうながすための国境の壁を越えて
嘘で築き上げられた国境の壁を越えて
名前も顔も知らない 夢想家たちが微笑む
希望の兆しを見つめ 希望の兆しを見つめ
名前も顔も知らない 夢想家たちが微笑む
希望の兆しを見つめ 希望の兆しを見つめ
(C) 2019 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ダイコトミー
Dichotomy
Words & Music: Kyohei Miyairi
闇のなかに目を開ければ 光さえもままならずに
まどろみから 夢のなかの夢を泳ぐ影が揺れる
溺れながら蜿きながら 揺れる影に語りかける
迷いながら憂いながら 揺れる影に語りかける
祈るように縋るように 移る時をただ見送り
祈るように縋るように 移る時をただ見送り
祈るように縋るように 移る時をただ見送り
祈るように縋るように 移る時をただ見送り
闇のなかの絶望から 光を射す希望を見る
たとえそれが 夢のなかの夢のように儚くても
闇のなかの絶望から 光を射す希望を見る
(C) 2017 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ジャガーノート
Juggernaut
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
止まらない止まらない 暴走を目の前に
目の前に立ち尽くす 飼い慣らされた日常が
止まらない止まらない 暴走を目の前に
目の前に立ち尽くす 液状化した日常が
止まらない止まらない 暴走を目の前に
目の前に歩み寄る 終わりを告げる足音が
止まらない止まらない 暴走を目の前に
目の前に歩み寄る 破滅へ向かう足音が
不都合な真実は 理に適うこともなく
不都合な真実は 何も理に適うことなどなく
止まらない止まらない 暴走を目の前に
目の前に鳴り響く 夢想家たちの歌声が
止まらない止まらない 暴走を目の前に
目の前に鳴り響く 愛と平和の歌声が
不機嫌な宰相は 身に纏うものもなく
不機嫌な宰相は 何も身に纏うものなどなく
不都合な真実は 理に適うこともなく
不都合な真実は 何も理に適うことなどなく
止まらない止まらない 暴走を目の前に
(C) 2015 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
カナリア
Canary
Words & Music: Kyohei Miyairi
言葉を失くした詩人が
失意にその身を預ける
それでも何も変わらない
失意にその身を預ける
言葉を失くした詩人が
言葉を失くした詩人が
足並みをそろえて歩く
たとえ右でも左でも
足並みをそろえて歩く
言葉を失くした詩人が
言葉を失くした詩人が
カナリアのさえずりを聴く
まだ間に合うかもしれない
カナリアのさえずりを聴く
言葉を失くした詩人が
(C) 2014 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
パレード
Parade
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
週末のパレードが通り過ぎてゆく
無関心に眺める僕の目の前を
週末のパレードが通り過ぎてゆく
週末のパレードが通り過ぎてゆく 目の前を
ある人は子供たちの未来を案じ
ある人は政治の腐敗に腹を立て
ある人は自分自身への戒めに
またある人はただの興味本位から
人びとが溢れる黄昏の路上に
それぞれが紡いだ夢がこぼれ落ちる
人びとが溢れる黄昏の路上に
人びとが溢れる黄昏の路上に
それぞれが紡いだ夢がこぼれ落ちる
人びとが溢れる黄昏の路上に
人びとが溢れる黄昏の路上に
週末のパレードが通り過ぎてゆく
無関心に眺める僕の目の前を
週末のパレードが通り過ぎてゆく
週末のパレードが通り過ぎてゆく 目の前を
(C) 2013 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ハーヴェスト・ムーン
Harvest Moon
Words & Music: Kyohei Miyairi
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
置き去りにした昨日に ただ思いを馳せながら
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
取り戻せない昨日に ただ思いを馳せながら
黄昏の空に浮かぶ 満ちた月を見上げると
遠い記憶がさまよう 時間の流れを越えて
それをつかもうと僕は 僕は両手を広げて
それをつかもうと僕は 僕は両手を広げて
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
美しすぎる昨日に ただ思いを馳せながら
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
あきらめてきた昨日に ただ思いを馳せながら
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
帰りたくない昨日に ただ思いを馳せながら
黄昏の空に浮かぶ 満ちた月を見上げると
遠い記憶がさまよう 時間の流れを越えて
それをつかもうと僕は 僕は両手を広げて
それをつかもうと僕は 僕は両手を広げて
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
美しすぎる昨日に ただ思いを馳せながら
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
失くしたはずの昨日に ただ思いを馳せながら
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
悔やむばかりの昨日に ただ思いを馳せながら そして僕は泣いている
黄昏の空に浮かぶ 満ちた月を見上げると
遠い記憶がさまよう 時間の流れを越えて
それをつかもうと僕は 僕は両手を広げて
それをつかもうと僕は 僕は両手を広げて
そして僕は泣いている そして僕は泣いている
美しすぎる昨日に ただ思いを馳せながら
(C) 2013 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
シュプレヒコール
Sprechchor
Words & Music: Kyohei Miyairi
黄昏のシュプレヒコールが色褪せる
そしてまた人びとは挫折を味わう
かつて望んだものを諦めたように
かつて望んだものを諦めたように
今ある不幸せにとどまることなく
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだと
かつて望んだものを諦めたように
かつて望んだものを諦めたように
何も変わらないと知りながら
変わることはないと知りながら
僕はひとりきりの徒党を組んでいる
何も変わらないと知りながら
変わることはないと知りながら
たったひとりきりの徒党を組んでいる
飽きもせず同じ過ちを繰り返す
そしてまた人びとは挫折を味わう
かつて望んだものを諦めたように
かつて望んだものを諦めたように
今ある不幸せにとどまることなく
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだと
かつて望んだものを諦めたように
かつて望んだものを諦めたように
何も変わらないと知りながら
変わることはないと知りながら
僕はひとりきりの徒党を組んでいる
何も変わらないと知りながら
変わることはないと知りながら
たったひとりきりの徒党を組んでいる
何も変わらないと知りながら
それでも変わると信じながら
僕はひとりきりの徒党を組んでいる
黄昏のシュプレヒコールが色褪せる
そしてまた人びとは挫折を味わう
かつて望んだものを諦めたように
かつて望んだものを諦めたように
(C) 2012 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
アフターマス
Aftermath
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
あきらめてしまうことをあきらめようと
いつからそんな願いを手に入れたのか
それから僕は僕に語りかけている
誰のせいでもない雨を責めるように
やむことのない雨は今日も降り続く
やむことのない雨は今日も降り続く
それでも僕は僕に語りかけている
誰のせいでもない雨を責めるように
ありふれた希望は僕には語れない
あまりにも無邪気な あまりにも奇麗な
ありふれた希望は僕には語れない
ありふれた希望は僕には語れない
あまりにも無邪気な あまりにも奇麗な
ありふれた希望は僕には語れない
やむことのない雨は今日も降り続く
ありふれた希望は僕には語れない
あまりにも無邪気な あまりにも奇麗な
ありふれた希望は僕には語れない
あきらめてしまうことをあきらめようと
いつからそんな願いを手に入れたのか
それから僕は僕に語りかけている
誰のせいでもない雨を責めるように
(C) 2011 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
オネストワーク
Honest Work
Words & Music: Kyohei Miyairi
僕には分かっている 支払われた代価は
僕を殺したことで 与えられたものだと
だけど生きるためには 僕が生きるためには
惜しみなく奪われる 惜しみなく奪われる
したたかに生きようと 誠実さを隠して
蒼き理想に僕が 欺かれたとしても
僕は僕を覚える 僕自身を覚える
これが僕の人生 これが僕の人生
僕には分かっている 支払われる代価は
僕を殺さなければ 与えられないことを
だけど生きるためには 僕を生きるためには
惜しみなく奪われる 惜しみなく奪われる
ひたむきに生きようと 誠実さを晒して
蒼き理想に僕が 嘲られたとしても
僕は僕を覚える 僕自身を覚える
これが僕の人生 これが僕の人生
(C) 2010 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ケセラセラ
Que Sera Sera
Words: Kyohei Miyairi / Music: Kyohei & Kamacho
せめて今は忘れよう
夜が明けてしまうまで
終わるときは訪れる
終わるときは訪れる
一度きりの人生を
悔やむことのないように
トムの声が繰り返す
トムの声が繰り返す
ケセラセラ……
だから今は忘れよう
夜が明けてしまうまで
終わるときは訪れる
終わるときは訪れる
一度きりの人生を
悔やむことのないように
トムの声が繰り返す
トムの声が繰り返す
ケセラセラ……
(C) 2010 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
レイン
Rain
Words & Music: Kyohei Miyairi
瞬きのわずかな時間に
いつしか僕は忘れていた
あまりにも穏やかな日々に
晴れた青い空を見上げた
今日もまた世界のどこかで
終わらない雨が降り注ぐ
今日もまた世界のどこかで
瞬きのわずかな時間に
いつしか僕は忘れていた
あまりにもありふれた日々に
晴れた青い空を見上げた
今日もまた世界のどこかで
終わらない雨が降り注ぐ
今日もまた世界のどこかで
瞬きのわずかな時間に
いつしか僕は忘れていた
あまりにも美しい日々に
晴れた青い空を見上げた
今日もまた世界のどこかで
終わらない雨が降り注ぐ
ふと見上げた青い空から
終わらない雨が降り注ぐ
今日もまた世界のどこかで
(C) 2010 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ワインズバーグ
Winesburg
Words & Music: Kyohei Miyairi
過去を生きる学者が訳知り顔で語る
今こそ失われた絆を取り戻せと
だけど彼は知らない だけど彼は知らない
そこに留まる意味を そこに留まる意味を
今を生きる僕には語ることができない
今こそ失われた絆を取り戻せと
僕には分かっている 僕には分かっている
そこに留まる意味を そこに留まる意味を
僕は戻らない ワインズバーグへ
僕は戻らない ワインズバーグへ
過去を生きる学者が訳知り顔で語る
今こそ失われた絆を取り戻せと
だけど彼は知らない だけど彼は知らない
そこで死を待つ意味を そこで死を待つ意味を
今を生きる僕には語ることができない
今こそ失われた絆を取り戻せと
僕には分かっている 僕には分かっている
そこで死を待つ意味を そこで死を待つ意味を
僕は戻らない ワインズバーグへ
ウィラードのように
僕は戻らない ワインズバーグへ
僕は戻らない ワインズバーグへ
(C) 2010 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ヒューマン・コメディ
The Human Comedy
Words & Music: Kyohei Miyairi
ありふれた一日が今日もまた過ぎてゆく
あまりにもちっぽけな僕の毎日
穏やかな一日が音もなく過ぎてゆく
あまりにもあっけない僕の人生
終わるときが来るまで終わることのない
繰り返される人間喜劇の中で
何もない一日が今日もまた過ぎてゆく
あまりにもちっぽけな僕の毎日
ささやかな一日が足早に過ぎてゆく
あまりにもあっけない僕の人生
終わるときが来るまで終わることのない
繰り返される人間喜劇の中で
手のひらに溢れるほどの優しさを
僕には受け入れることもできなくて
手のひらに溢れるほどの優しさを
色褪せた一日が今日もまた過ぎてゆく
あまりにもちっぽけな僕の毎日
気まぐれな一日がさりげなく過ぎてゆく
あまりにもあっけない僕の人生
終わるときが来るまで終わることのない
繰り返される人間喜劇の中で
手のひらに溢れるほどの優しさを
僕には受け入れることもできなくて
手のひらに溢れるほどの優しさを
手のひらに溢れるほどの優しさを
終わるときが来るまで終わることのない
繰り返される人間喜劇の中で
なんて愚かな人間喜劇の中で
手のひらに溢れるほどの優しさを
僕には受け入れることもできなくて
手のひらに溢れるほどの優しさを
手のひらに溢れるほどの優しさを
僕には受け入れることもできなくて
手のひらに溢れるほどの優しさを
手のひらに溢れるほどの優しさを
(C) 2009 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ジョン・ドウ
John Doe
Words & Music: Kyohei Miyairi
何も知らない 知らない振りを 振りを装う
そして怒りを 怒りを胸に 胸に抱える
世界の果てに取り残された 僕はジョン・ドウ
何も知らない 知らない振りを 振りを装う
そして嘆きを 嘆きを胸に 胸に抱える
世界の果てに取り残された 僕はジョン・ドウ
僕はひとりの ひとりの僕を 僕を微笑む
何も知らない 知らない振りを 振りを装う
そして痛みを 痛みを胸に 胸に抱える
世界の果てに取り残された 僕はジョン・ドウ
何も知らない 知らない振りを 振りを装う
そして憂いを 憂いを胸に 胸に抱える
世界の果てに取り残された 僕はジョン・ドウ
僕はひとりの ひとりの僕を 僕を微笑む
何も知らない 知らない振りを 振りを装う
そして嗤いを 嗤いを胸に 胸に抱える
世界の果てに取り残された 僕はジョン・ドウ
何も知らない 知らない振りを 振りを装う
そして望みを 望みを胸に 胸に抱える
世界の果てに取り残された 僕はジョン・ドウ
僕はひとりの ひとりの僕を 僕を微笑む
(C) 2009 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ストレンジャー
The Stranger
Words & Music: Kyohei Miyairi
僕はここからはみ出したくない
僕はここからはみ出したくない
だから僕という仮面を被る
そして僕という役を演じる
僕はここからはみ出したくない
僕はここからはみ出したくない
だから僕という仮面を被る
そしてグレイの空を仰ぎ見る
Oh Yeah!
僕はひとりきりになりたくない
僕はひとりきりになりたくない
だから僕という仮面を被る
そして僕という役を演じる
僕はひとりきりになりたくない
僕はひとりきりになりたくない
だから僕という仮面を被る
そしてグレイの空を仰ぎ見る
Oh Yeah!
意味のない意味を考えてみる
訳のない訳を考えてみる
ただ太陽が眩しすぎたから
ただ太陽が眩しすぎたから
そして僕という仮面を捨てる
そしてグレイの空に声を張る
Oh Yeah!
(C) 2005 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ジョジョ
Jojo
Words & Music: Kyohei Miyairi
ため息をついた週末に僕は
ざわめきの渦へ足を踏み入れた
先送りにしたやりかけのことを
束の間でもいい白くしたかった
ジョジョは知っている ジョジョは知っている
ジョジョは知っている
群衆に紛れ仮面を被れば
何もないような顔でいられるさ
そして人波に逆らうことなく
僕はこの街の脇役になった
ジョジョは知っている ジョジョは知っている
ジョジョは知っている
こんな穏やかな一日の中で
誰もが陽気に笑い合っている
だけど駆け足の人生に僕は
泣くことにさえもやっとの思いさ
ジョジョは知っている ジョジョは知っている
ジョジョは知っている
すべてが片付いたら探しにゆくんだ
置き去りにした日々を確かめるために
ジョジョは知っている ジョジョは知っている
ジョジョは知っている ジョジョは知っている
終わることのない喧騒の街で
ふっと立ち止まり空を見上げれば
不安も焦りも僕の手を放れ
流れる時間に委ねられてゆく
(C) 1996 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ラ・ヴィ・アン・ローズ
La Vie en rose
Words & Music: Kyohei Miyairi
何もない一日が
音もなくささやかに過ぎてゆく
そして今まどろみに
振り返る薔薇色の人生を
瞬きの中を惜しみなく奪う
あまりにも長くあまりにも遠く
瞬きの中に浮かんでは消える
あまりにも長くあまりにも遠く
何もない一日が
音もなくささやかに過ぎてゆく
そして今まどろみに
振り返る薔薇色の人生を
(C) 1996 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.
ホームワード・バウンド
Homeward Bound
Words & Music: Kyohei Miyairi
黄昏に包まれた街角に佇んで
生きていることを今この胸に受け止める
人波は今日もまた忙しなく行き交って
いくつもの人生が夕暮れに溶けて行く
もう二度と使えないさよならを目の前に
あまりにもあっけなく人が逝くことを知る
黄昏に包まれた街角に佇んで
生きていることを今この胸に受け止める
(C) 1994 Kyohei Miyairi. All Rights Reserved.